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北帰行 羽休め

鏑川白鳥を守る会(平成25年度版)
 

 
北帰行 羽休め
 
今年の1月11日から3月17日まで鏑川で越冬をしていたハクチョウは、平成26年4月30日付「上毛新聞」によると繁殖地であるシベリアに向かう途中で現在、北海道の北端、稚内市の大沼に飛来集結して羽休めをしています。
 
  
               
                          中継地の大沼で羽休めをするハクチョウ
 
【北帰行】
日本各地で越冬を終えたコハクチョウは、稚内大沼やクッチャロ湖などを中継地として、2~3か月をかけて北上し、6月初旬頃、繁殖地であるシベリアのツンドラ地帯に戻り繁殖活動を始めます。そして、冬の訪れたツンドラ地帯から日本の越冬地に向かうのが、9月中旬です。この間のハクチョウ達の繁殖期間は約100日です。その内、抱卵期間の40日を引くと、孵化後60日程度で、越冬のために必要な飛翔可能状態にまでヒナハクチョウは成長しなければなりません。
 
【繁殖地】
ハクチョウの繁殖地は「オオハクチョウ」と「コハクチョウ」では多少違ってきます。
コハクチョウの繁殖地は、凍っていた地表が夏季だけ湿原になる「ツンドラ地帯」で、オオハクチョウの繁殖地は、針葉樹の森が広がっている「タイガ地帯」です。
                                       
 「ツンドラ地帯」は、白夜で24時間同じように採餌(さいじ)ができる。
「タイガ地帯」   は、ツンドラ地帯より南のため冬の訪れが遅く結氷が遅い。
  
 【繁殖期】
ハクチョウは一夫一妻で、つがいは縄張りを形成して、コロニーに分布します。ハクチョウの繁殖期は、6月初旬~6月上旬です。
 
巣づくり: 草むらや、水につかるところに、巣材の草の葉・木の枝・コケ類などを雌雄で集め、直径約1m3m、高さ約50-60cm50-70cmほど小高く積み上げ、メスがその上に皿形の窪みをつくり、メス自身の綿羽を敷いて産座をつくります。

産卵は、直径約10cmの卵を3~6個で、 孵化日数は、約40日です。

 抱卵: メスのみが抱卵します。
 孵化: ヒナは早成性の離巣性。
 育雛: 雌雄が子育てをします。 

6月~7月 ヒナが生まれ、生まれた翌日、ヒナは水辺に移動して親鳥に見守られながら餌のとり方を学び、3カ月後の9月~10月 ヒナは飛べるまでに成長します。 そして、日本へ渡ってきて越冬します。
 
毎年、日本の湖沼や川など500カ所以上で越冬するハクチョウは、オオハクチョウ約27,000羽、コハクチョウ約25,000羽。そのうち東北地方の湖沼・川に約70パーセントが飛来・越冬しています。
 
飛来地・中継地:ハクチョウが飛来はするが冬季の一時期全く確認されないことがある場所。
越冬地               :冬期間を通じてハクチョウ類を確認できる場所が越冬地。
 
     【飛来・北帰行】

ハクチョウが日本に飛来するのは、越冬の為で、オオハクチョウは3,000km、コハクチョウは 4,000kmも日本から離れたシベリアから、日本へ約2週間で渡ってきます。ハクチョウは、シベリアと日本の間をノンストップで渡って来る訳ではなく、何度も中継地で休みながら渡ってきます。
飛来コースは、カムチャツカ半島から千島列島を経て北海道へ渡るコースと、サハリンを経て北海道へ渡るコースがあります。なお、北帰行はこの逆コースで、日本の越冬地からシベリアの繁殖地に2~3か月かけて渡っていきます。
 
【飛来】
日本列島にハクチョウが飛来するのは、コハクチョウが若干早く、その後にオオハクチョウが飛来する。
コハクチョウがシベリアの繁殖地(ツンドラ地帯)を出発するのは9月の中旬です。そして、シベリアを出発したコハクチョウが幼鳥を連れて北海道の稚内大沼やクッチャロ湖に初飛来するのは2週間程後の9月下旬~10月初旬です。そして、北海道に1週間程度とどまり、その後、日本列島の各越冬地へと南下していきます。
  
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